孤立死を救うのは

みのしまです(^-^)ニッコリ


8月10日付けの北海道新聞にてなんとも悲しい記事が紹介されていました。



「孤立死増加。道内深刻」


福祉の支援やご近所の付き合いを自ら拒む「セルフネグレスト」(自己放任)が主な原因なのだとか。


家族との死別やご自身の病が原因でふさぎこみ、

そのうちに他者との交じり合いも億劫になってしまう。さしのべた手を掴むのをためらってしまう。


道内において4年間で件数が倍増しているこの背景にはなにが隠れているのか。



抽象的には地域ネットワークの希薄化

具象的には家族ネットワークの変容

にあると思います。


記事にもある人間関係の希薄の意味するところは

完全合理化社会の実現、具体的に申し上げると巨大スーパーの台頭がいい例です。



その昔、商店街を歩けば八百屋、魚屋、果物屋といった様に様々な業態が個人商店で開かれていました。

そこには物を買いたい人、物を売りたい人が近い距離で、お互いが見える距離で存在し合っていた。



合理性はなくとも我々は無意識のうちに、

「地域ネットワーク」というフレーズが存在する以前から互いを包摂しあう術を持っていました。

術というより内蔵されていたというほうが正しいでしょうか。



時代は進み、大量に生産し大量に消費する社会が全体の富を増やすのだと人々は気づきます。

その構造の担い手は企業でした。


合理化社会が目算するところの「大量に物が手に入り、店舗が集中し、便利な社会」は実現しました。我々は現在もその恩恵を享受しています。




全く代償がないと思いながら。




テクノロジーの発展には必ず犠牲が伴います。

その時はわからなくても、後になって失ったものに気づきます。


僕はそういった近代化(最適化)に苦言は呈しません。

時代の選択は必ず「その時」は正しい判断であるし、富を増やすことに1mmも背徳性はないと思っています。


ただ、それと同時に負の遺産も背負う責任があると思います。

背負う責任、、、語弊がありました。そういった負の遺産を認識、共有する必要です。



近年、最適化がすすみ「いらなくなる職業特集」なんて記事も散見されますが、

いよいよ最適化の担い手は企業ではなくAIにバトンタッチする時代に片足を突っ込んだようです。



最適化が暴走し、かつて我々が共有していた「他を包摂する」心が完全に途絶えるのが先なのか、

失ったものの価値の大切さに気づき全く別の知恵を生みだすのか


まあ、どちらにせよ、「その時」は正しい選択なのでしょう。



まとまりのない感じで、、、、、



ではでは

みのしまでした(・∀・)ニッコリ



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