不倫と民主主義

みのしまです(^-^)ニッコリ


「民主主義は最悪の政治体制である。他のどんな政治体制よりかはマシだが」


これは元イギリス宰相ウイストン・チャーチルの言葉ですが、

最近の一連の不倫報道やその他の炎上報道を見て改めてこの言葉について深く考えさせられた。



民主主義。



それは国民世論が健全な判断能力を担保することによって初めて正常に機能する政治体制です。

よって、判断能力を欠いた状態、あえて刺激的な表現を用いるならば国民が洗脳状態に陥っていては、

結局それは愚民社会、衆愚政治の温床となってしまいます。


最も恐ろしいのはそういった洗脳を扇動してしている主犯がわかりにくいこと。


テレビCMで2枚目の俳優がかっこいい車に乗っている映像や、

女性タレントが艶かしく化粧品を広告している映像などはまだ可愛いものだと思います。

洗脳の目的が購買意欲という極めて私経済的なものだから。


しかしその洗脳が人の根底にある倫理観や政治的道徳観、社会規範にまで及ぶ時、

大変危険な物となります。



たとえば不倫をテレビメディアで放送する際、

テレビ事業者は放送法第4条を遵守しなければなりません。

(真実を追究し政治的に公平で多角的視座をもつこと)


不倫スキャンダルの当事者が政治家だろうとタレントだろうとそこに例外はありません。


不倫の一方の行動の一連ばかりを報じ、もう一方の取材を怠り、テレビスタジオでワーワー、

この時点で洗脳の出来上がりです。


彼らはそれがご商売なのだから全て悪いとは思いませんが、

そういった不倫などの報道は人のポピュリズムにコミットしたネタであるため、

報じる側も見る側もつい加熱しがちです。


しかし本来、貞操観念というのは社会の規範意識の基盤を成すものであり、

加熱報道により安易に侵されるべきものではないと思います。


「不貞は社会秩序をみだす。だからその報道には意味があるし、ひいては国民のためだ」


人のプライバシーであるラインメールや密室である車内の音声を勝手に垂れ流すような輩にその言葉を吐く資格はありません。



テレビ画面の向こうで次々と繰り広げられる「不倫エンターテイメント」。


そのエンターテイメントが現実社会に実写化された時。


もうそこは民主主義のかけらも残らない社会となるでしょう。


ではでは

みのしまでした(・∀・)ニッコリ



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