みのしまです(^-^)ニッコリ
市役所へ行き何か申請をするときに受付の人に必ず聞かれることがあります。
「ご本人様の確認できるものはお持ちですか?」
現在の社会において自己を証明する手段は様々です。
運転免許証、健康保険証、パスポート、などなど。
それらを「提示」すれば社会は自分を自分と「認めて」くれます。
それらの本人確認証を本人確認たらしめる根拠はなんでしょう。
顔写真、生年月日、性別、氏名、住所と照合する手段は色々ありますが、
ひとつ言えるのは、それら照合材料は「過去のある時点」においての証明であり、
その過去の証明と現在の自分を繋ぐものではありません。
我々の肉体は日々更新されています。
生体の代謝システムは流れるように体中を循環し、体を作り
そして破壊します。
エントロピー増大の宇宙則。
これは秩序あるものは必ず無秩序の方向へ不可逆的に向かい、抗う手段がありません。
つまり形あるものはいつかは壊れ果て、生ある者はいつかは朽ち果てます。
あまねく命をやどったすべての存在がこの宇宙の宿命を前に出した答えは
「戦わない」ことでした。
エントロピー増大の宇宙則が我々を襲撃する前に、我々は自ら自己を壊し、そこから新たな自己を形成する。
そうやって崩壊を系の外に逃がすことにより生を維持しています。
つまり
昨日の自分と今日の自分は正確にいえば別人であるといえます。
一見するとカチッとしているような爪や骨、または臓器、脳、すべては日々の更新によっていれかわっています。
体からでる排泄物は取り入れた食べ物の不要分がでているのではなく、
それは脳の一部だったり、眼球だったり、髪の毛だったりが形を変え出ているわけです。
そう考えると自分という存在を担保するものが果たしてあるのかという壁にぶちあたります。
記憶?
残念ながら記憶もパソコンのデータのように貯蔵されているものではなく、日々壊しています。思い出すという行為は、その時脳が記憶を「作って」いるにすぎません。
言い換えれば幻という事。
自分で自分を証明できないとするならば、解決方法は外に目をむけるしかありません。
すなわち「関係性」です。
自己同一性(アイデンティティー)とは自己が自己たる確固たる存在証明であるかのように錯覚しますが、その輪郭をつくっているのは外部です。
もっといえば自己同一性なんてもの自体が幻の存在なのかもしれませんね。
働くという概念は生計をたてる手段にとどまらない、もっともっと大きな、尊い意味をもつのではないでしょうか。
有給無給に関わらず1人で完結するお仕事はこの世にありません。必ず他者が関わります。
人と関わりをもつこと、社会と結びつくこと。
大げさにいえば仕事とは「究極の本人確認作業」。
なのかもしれませんね。
ではでは
みのしまでした(・∀・)ニッコリ
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