指先のコミュニケーション

みのしまです(^-^)ニッコリ


いやあ、、、便利ですね


Facebook。


いままでスマホは持てどSNSにはほとんど無縁であった私。


SNSの台頭で我々のコミュニケーションのあり方はまた一つ変化を遂げました。

この変容はSNSの隆盛以前にもいくつもありました。

電話やメールがその代表例です。


もっと遡れば手紙がコミュニケーションの最先端だった時代もあったわけです。


このコミュニケーションの発展の連鎖には一つの共通点があります。それは

冒頭申し上げました「便利さ」であります。


手紙の台頭で相手方に会う必要はなくなりました。

電話の台頭で郵便の手間が省かれました。

メールの台頭で両者の時間を合わせる必要がなくなりました。


SNSの台頭で



本人の本人性が必要なくなりました。


具体的に申し上げますと

Facebookのいいねボタンやラインスタンプがいい例です。

これらのコミュニケーションはいわば入れ替え可能な、誰が発信しても同じ結果を受信者へ送ります。

つまりいいねボタンは誰が押そうが関係なく、他人だっていいわけです。


この「指先のコミュニケーション」はコミュニケーションの本質を欠いています。

意思の疎通とは、機械的な伝達ではなく、そこに主体たる自己がなければ成立しようはずがないからです。


前に、あるお方からお話を聞いたことがあります。

「メールの文面は気をつけないと、あらぬ誤解をうけることになるよ。

実際に面と面をあわせてるわけではないからね。」


そのお方のこの一言はコミュニケーションの変容をつぶさにあらわしているといえます。


面と面をあわせるコミュニケーションは人間のささやかな機微や情動が100%相手に伝わります。言い換えると隠しようがないのです。

その感情の動きこそがアイデンティティーであり、自己であり、意思疎通であります。


コミュニケーションの発展は見事にこの本質と反比例し、果ては指先で繋がる関係をコミュニケーションと呼ばれるに到ってしまいました。


人間が人間と交わる本質はテクノロジーのひとつ上の次元なのですね。

というある種の「諦め」も英知に向き合うひとつの姿勢なのだなあと

思うわけです。



ではでは

みのしまでした(・∀・)ニッコリ



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