嗜好は毒か薬か


みのしまです(^-^)



結構前に



ついにコンピュータがプロ棋士を負かしたなんて報道が流れていました。

頭いいねぇ~最近のAIは。


テクノロジーと社会の共存とか

雇用の危機とか


そんな堅苦しい話は今回は置いておいて。

機械は人間の持つ「人間臭さ」をどう捉えているのでしょう。



我々は実に様々な嗜好を持つ生き物です。


嗜好は長期間にわたり浸ることによって熟成され習慣となり

さらに個性の傾向を作り出し

果てには人格までもをもつくってしまう。


なかには体にとって、先の将来にとって必ずしも有益とならない

嗜好もたくさんあります。(法に反するものも含め)


人間は長い年月を経て動物界の、いや自然界の王座につきました。

それはライオンよりも鋭利な牙をもっていたからではなく

鷲のような卓越した飛行能力をもっていたわけでもなく


我々がこの世界を支配した武器は「脳」です。


そんな奇跡の生命体である人間が


なぜ嗜好の裏に潜む「破壊」に魅了されるのでしょう。


我々は快楽を貪るとき、後に清算される代償の存在を認識しているはずです。


タバコは肺機能の障害に

飲酒は肝機能の障害に

夜更かしは生活習慣の障害に

賭博は経済活動の障害に

不倫は家族秩序の障害に


たとえば

AIは世界一のプロ棋士をうち負かした後に

勝利の一服はしないと僕は思うのです。

ロボットがおいしそうに煙草の煙をくゆらせていたらそれはそれで話題になりそうですが。


ここからは完全な私見でものを述べますが


背徳性や破壊といった代償は

嗜好の格好のスパイスなのではないか。


もっというと

快楽中枢を刺激するスイッチは

自らの破壊という事です。


食事と排泄という代謝プロセスが組み込まれた人間(生命)は

破壊という「生命維持行為」からは切っても切れない運命のなかにいます。


おおげさに言いますと、あまねく人間をふくむ「いのち」は

破壊と更新を繰り返す「流れ」にその本質を持つからです。


さて。

人間は1人ではとてつもなく脆弱な存在です。


他者の協力が絶対に必要で


結合した個人は集団となり

組織となり

地縁となり

国家となり


そして


規範が生まれます。


規範は「集団の生命維持」にこそ意義をもつので

人間が本来、本能的に持つ

破壊プロセス(嗜好)を忌み嫌う傾向をもちます。


表層的な病理、社会秩序、通念を重んじる。


しかし。


「破壊行為は生命を崩壊へと導く」と説く規範意識は

所詮は「人」がつくりだしたアソシエーションに過ぎません。

つまりはハリボテということです。


人間は煩悩というフックに釣られ、

自らを壊し

そして繋ぎます

その英知は無意識に脳の中に眠っているのです。


えー・・・

結局なにが言いたいかというと


喫煙者を迫害する一部政治家。そしてそれを迎合する社会。

度が過ぎた健康主義者。

当事者の問題など意に介せず「不倫」というだけで喚き立つメディア。


あなたがたに一言もの申す。

「味噌も糞も大切な栄養源なんじゃ!!」


ではでは

みのしまでした(^-^)

函館市の相続お手続き支援なら「ココ」! 葵あすか行政書士法人

函館で相続手続き支援をしている行政書士のみのしまです。 遺言、遺産分割、名義変更、などなど相続の「ココ!」がわかるお役立ち情報満載サイトです! 勿論、個別に相談も承ります。

0コメント

  • 1000 / 1000