民法第886条 お腹にいる赤ちゃんと相続の関係2017.09.14 06:35民法第886条 (相続に関する胎児の権利能力)①胎児は、相続については、既に生まれたものとみなす。②前項の規定は、胎児が死体で生まれたときは、適用しない。解説)本来、人の権利能力というのは出生によりスタートします。しかし相続の場合は例外として本条の措置が認められています。したがっ...
民法第887条 子供の相続権2017.09.14 06:30民法第887条 (子及びその代襲者等の相続権)①被相続人の子は、相続人となる②被相続人に子が、相続開始以前に死亡したとき、又は891条の規定に該当し、若しくは廃除によって、その相続権を失ったときは、その者の子がこれに代襲して相続人となる。ただし、被相続人の直系卑属でない者はこの限...
民法第889条 親の相続権、きょうだいの相続権2017.09.14 06:20民法第889条 (直系尊属及び兄弟姉妹の相続権)①次に掲げる者は、第887条の規定により相続人となるべき者がない場合には、次に掲げる順序の順位に従って相続人となる。i)被相続人の直系尊属。ただし、親等の異なる者の間では、その近い者を先にする。ii)被相続人の兄弟姉妹《全改》平16...
民法第890条 夫(妻)の相続権2017.09.14 06:15民法第890条(配偶者の相続権)第890条 被相続人の配偶者は、常に相続人となる。この場合において、第887条又は前条の規定により相続人となるべき者があるときは、その者と同順位とする。解説)配偶者は他の相続人の構成如何にかかわらず、常に際優先順位で相続人としての地位を有します。
民法第891条 相続の地位を失うケース(5パターン)2017.09.14 06:10第891条 (相続人の欠格事由)次に掲げる者は、相続人となることができない。 ①故意に被相続人又は相続について先順位若しくは同順位にある者を死亡するに至らせ、又は至らせようとしたために、刑に処せられた者②被相続人の殺害されたことを知って、これを告発せず、又は告訴しなかった者。ただ...
民法第892条 相続人としての地位がなくなる場合・その22017.09.14 06:05(推定相続人の廃除)第892条 遺留分を有する推定相続人(相続が開始した場合に相続人となるべき者をいう。以下同じ。)が、被相続人に対して虐待をし、若しくはこれに重大な侮辱を加えたとき、又は推定相続人にその他の著しい非行があったときは、被相続人は、その推定相続人の廃除を家庭裁判所に...
民法第893条 遺言でも相続権を剥奪できる2017.09.14 06:00(遺言による推定相続人の廃除)第893条 被相続人が遺言で推定相続人を廃除する意思を表示したときは、遺言執行者は、その遺言が効力を生じた後、遅滞なく、その推定相続人の廃除を家庭裁判所に請求しなければならない。この場合において、その推定相続人の廃除は、被相続人の死亡の時にさかのぼっ...