置かれたカップは見えなくなる


みのしまです(^-^)ニッコリ



前にとある芸人さんがテレビでこんなことをおっしゃっていました。


「部屋と心はリンクしている」  

と。


「心が整理されているときは部屋が綺麗なんです。

だから僕は逆説的に部屋を綺麗にするように努めている」


と。


思い返すとなんともその通りだと思います。

心が部屋に影響を及ぼす。

のであれば

部屋が心に影響を及ぼすのもまた然り。



人間の脳は現存する生物のなかで最も発達しています。

それは人間の1秒間の思考は世界トップクラスのスーパーコンピューターの40分に匹敵するほどの脅威の性能です。


その為、常に最新の状態を保つために絶え間のないアップデートを繰り返します。

絶え間ないアップデートとは



忘却です。



受験生諸君、必死で憶えた英単語が次の朝、頭からスッポリ抜け落ちてるのは君が悪いんじゃないよ。

それは脳の更新工程のなかで「これ、いらなくね?」と脳が判断してるに過ぎない。



実は忘却という更新の過程の裏で、我々の脳は常時とんでもない量の情報を取り入れています。それは意識という防波堤を決壊し大津波となってダムになだれこみます。

そこまでは、パソコン同じ。



我々の脳がパソコンよりも卓越しているのはダムの容量でもアップデートの速度でもない。



ひとつ、それはパターン化です。



ご自宅の壁掛け時計を想像してください。

それを絵に描けますか?


おそらく完璧に描ける人はいないじゃないでしょうか

毎日何十回もみているにもかかわらず、です。


つまり人は1回見たものはその瞬間にパターンに落とし込み、即座にアップデートし、ダムから排水されます。それはまさに「刹那」のごとく。


じゃないと入力と出力のバランスが崩れるからです。


時計は2度と見ない。時間という「情報」だけを取り入れる。

とっちらかった部屋は2度見ない。「乱れた部屋」という認識だけ取り入れる。


その「乱れた部屋」という概念さえも日々の暮らし(アップデート)の中で埋没していく。



つまり「慣れる」んですね。



脳は人間のふるまいに対しとても従順で効率的です。

頭いいです。

利口です。

そして超がつくほどの「過保護」です。


そのぬるま湯の習慣から脱するには、脳に頼っていてはダメで、あえてパターンから外れなくてはならない。


新たなパターンを形作った瞬間



置きっぱなしのコーヒーカップが見えてきます。



私?

私の部屋?

そりゃあもうとんでもなく○○○です。



ではでは

みのしまでした(・∀・)ニッコリ



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